画材の卸業者をお探しの方必見!画材・絵画の種類から選び方まで解説します
画材を卸業者から仕入れて販売する際、担当される方にも画材および絵画に関する専門的な知識が必要です。知識があれば、ターゲットとなるお客様に最適な画材を的確に仕入れて販売することができるでしょう。
今回は、仕入れを担当する方に向けた基礎知識の総まとめとして、画材や絵画の種類と選び方のコツをご紹介します。疑問が生じた場合には、ぜひ画材と絵画の卸を専門に取り扱うアールクリアンへご相談ください。
目次
画材の卸業者はアールクリアン!画材購入の前に知っておきたい画材の種類
何よりもまず知っておくべきことは、絵を描くにあたり最低限必要となる画材の種類です。画材は、絵画の種類ごとに使用するものが異なるため、名称と役割だけでも幅広く覚えておくことが肝要です。
こちらでは、絵を描くための画材にはどのような種類があるのかを解説。それぞれの役割についてもご説明しますので、各店舗の販売コンセプトに合わせて専門の卸業者から購入する一助としてください。
【画材の卸】画材の種類・選び方
絵を描く画材には、下記のようなものがあります。
絵の具
絵の具は一種類ではなく、絵画の種類によって下記のように分かれます。
- 水彩絵の具
- アクリル絵の具
- 油絵の具
- 岩絵の具
さらに、それぞれの絵の具に複数のメーカー、種類があり、絵を描くお客様は自分が使いやすいもの、必要な色味、予算などから選んで購入します。例えば、水彩絵の具ならパンカラー、ケーキカラー、チューブカラーの3種類があり、それぞれ色味や価格帯が異なります。初心者をターゲットにするのであれば、購入しやすい手頃な価格のセット商品を用意するのがおすすめです。
また、油絵の具の場合、濃度を調整するための溶き油(画溶液)も必要です。絵画の種類ごとに必要な道具が異なることも忘れないようにしてください。
筆
絵を描くために欠かせない道具の筆ですが、素材や形が多岐にわたるため、後述します。
パレット
絵の具を使うのであれば欠かせない、絵の具の入れ物がパレットです。小学校の授業のために購入したことがある方も多いのではないでしょうか。折りたたみタイプと折りたたまないフラットなタイプがあり、さらにプラスチック、スチール、アルミなど素材も様々。サポート的な役割で使う補助パレットを愛用する方もいます。
支持体
支持体とは、まさに絵を描くところで、紙やキャンバスのことです。絵の具の種類により、支持体の種類も異なります。基本的に油絵はキャンバス、水彩画は紙を支持体とします。キャンバスを立てかけるイーゼルなどの道具も併せて購入されるケースが少なくありません。
また、キャンバス(張りキャンバス)と木製パネルとの違いに注意が必要です。
同じ号数でも、「張りキャンバス」と「パネル」とでは厚み(高さ)が違います。市場で販売されているパネルはキャンバス用木枠より厚みが大きいです。
概ね10号以下の場合はさほど問題にはなりませんが、10号以上になってくるとパネルほうがかなり厚くなりますので額装の時に裏板が浮いてしまい閉まらない場合が出てきますので注意が必要です。
またパネルに直描きした絵を普通の既成油彩額に入れると中でパネルがかなり動いてしまい、ひどい場合は前から見ると絵が落ちてしまう(隙間が見える)場合もありますから注意が必要です。
既成額はキャンバス用にサイズの数字データより4mmから5mm大きく作られています。
パネル絵を入れるために額をネットで購入されて、失敗を経験された方が約40%もいるというデータもあります。今後画材業界と額縁業界が統一した見解を出して対策をしていかないといけない問題になりつつあります。
市販のF、P、Mの既成額は油彩額(キャンバス用)に設計されているものがほとんどです。
これらの基本的な道具の他、色を混ぜるのに使うペインティングナイフや画溶液を入れておくための油壺、筆を洗うクリーナーなど、絵を描くことに慣れるほどに購入したくなる道具も増えていきます。
また、こちらでは絵の具関連をご紹介しましたが、ペンやクレヨンで絵を描くお客様もいますので、ターゲットとするお客様が購入したい絵画の種類や技術レベルを見極めて卸業者から仕入れることが大切です。
【画材の卸】筆の種類
筆は、絵の具と合わせて求めるタッチなどから素材や形を選択します。こちらでは、主要な筆の種類をピックアップします。筆だけでも深い専門知識が必要となりますが、まずは基本的な種類を覚えてください。
筆の形
筆の形は絵のタッチや個性の表れる線を表現するため、慎重に選ばれます。主に、下記3タイプの形に大別することが可能です。
- 丸形(ラウンド)
- 平形(フラット)
- 丸形と平形の中間(フィルバート)
丸形は、どのような向きに描いてもきれいな線が表現できることから、大変扱いやすい形です。ダイナミックな線から繊細な線まで対応できるよう、ある程度サイズの種類を揃えておくとよいでしょう。
平形は毛先がフラットで、広い範囲に色を塗ったり太めの線を引いたりするのに向いています。
丸形と平形の中間は丸平筆(フィルバート)ともいい、毛先は舌のような形です。筆の先端で繊細な作業が、平らな部分で塗りができるので様々な場面で活躍しますが、初心者にはやや扱いにくいかもしれません。油絵では一番使われるのはフィルバートです。
筆の素材
筆に使われる素材は、人工的につくられた繊維と動物の毛に大別されます。それぞれに価格、コシ、水含み、毛先の揃い方に特徴があります。主要な素材は以下のとおりです。
- ナイロン…動物の毛ほど弾力はないが、安価で購入できる
- 豚毛…適度な強度があり、油絵でよく使われる筆
- 馬毛…柔らかく、日本画や水彩画で好まれる。動物毛の中では価格が安い
- オックス毛…柔らかめでコシがあり、油絵でも水彩画でも使われる
- セーブル毛…毛のコシや水含みが良バランスで、様々な絵画で活躍
- リス毛…水をよく含み、まとまりやすい筆
- ヤギ毛…毛が揃いやすいため、繊細な作業に向く
この他にも筆に使われる素材は様々です。画材を販売するなら、上級者向けのお品を押さえつつ、多くの場面で使えるセーブルや初心者も手が出しやすい価格帯のナイロン、馬毛を中心に形やサイズを揃えていくのがよいでしょう。
現在はテン、イタチ、リス、等の毛は国際的にも禁猟指定保護動物の為流通量が限られていています。
セーブル毛(イタチ科)とリス毛など、今は世界的に希少動物の部類に入り狩猟禁止動物ですから今後安定供給が難しいものとなりつつあります。
筆は特に多彩で難しい画材ですので、専門の卸業者を頼ってください。アールクリアンは画材の卸専門の業者です。画材を仕入れる卸業者をお探しの際は、ホームページにある電子カタログをご覧の上、ぜひご利用ください。
画材の卸専門業者から購入をお考えなら必見!絵画の種類と画材選び
画材の販売をしていると、お客様に専門的なアドバイスを求められることがあるでしょう。画材を扱う以上、専門的な知識はある程度持っておく必要があります。例えば、絵を描くと一口に言っても絵画の種類は様々。それぞれ向いている画材が異なります。
こちらでは、絵画の種類と画材選びのコツを解説。十分な知識があれば卸業者からの仕入れが的確にできますし、お客様からの信頼も得られるでしょう。
【画材の卸】絵画の種類
絵画は、描くときに用いられる技法によって分類されます。基本的な種類は以下のとおりです。
日本画
日本で生まれた、いわゆる日本の伝統技法で描かれた絵画。画材は、岩絵の具や和紙、絹、木などが使われています。
西洋画
油絵や水彩画といった、西洋で生まれた技術で描かれています。使用される画材は油絵の具や水彩絵の具など。日本画とは、主に使用している画材で区別されています。
油絵
西洋画の一種で、油絵の具で描かれた作品のことをいいます。水ではなく、絵の具の濃度を油で調整するのが特徴です。
水彩画
絵の具の濃さを油で調整する油絵に対し、水で絵の具を溶かしているのが水彩画です。支持体はキャンバスの他、水彩紙という水彩画専門の紙がよく使われています。
水墨画
技法としては中国のものです。基本、画材は墨を使い、濃くしたり淡くしたりすることで明暗を表現。花鳥や山水がよくモチーフとして描かれています。
版画
木や石、金属でできた板を削るなどで版をつくり、インクや絵の具を乗せて紙に転写する技法です。同じ版を用いた絵画を複数作成することが可能。ただし、エディションナンバー入りで枚数が限定されているものは、規定数を作成した後に版を壊すなどしてそれ以上の増産ができないようにされています。
このように、絵画の種類は技術ももちろんですが、使用する画材の種類によっても分類されます。どの絵画を専門的に扱うのかによって、購入すべき画材が変わってくるのです。卸業者から仕入れる前に、販売のコンセプトを定めるとよいでしょう。
迷ったら、卸業者の担当者に相談してみてはいかがでしょうか。アールクリアンでは、仕入れの前にご相談いただければ最適なアイテムをご提案いたします。
【画材の卸】画材選びのコツ
これから絵を描くという初心者のお客様から、画材をどのように選んだらよいかコツを聞かれることは少なくありません。販売する担当者に知識がないと、お客様に納得していただける回答ができません。
こちらでは、お客様目線で画材を選ぶ際のコツをご紹介します。初心者のお客様の立場で、どのような指針で画材を選ぶのがよいかをじっくり考えて、接客の参考にしてください。
長く使う道具はある程度高価なものがよい
絵を始めたばかりの方は、できるだけ安価な道具をとりあえず揃えて、少し技術力が上がったらよいものを買えばいいと考えがちです。それも一つの方法ですが、筆など長期的に使う可能性がある道具だけは、最初から一定の品質があるものを持つことをおすすめします。道具の使い方にも慣れる必要があるので、頻繁に買い換えるよりはその道具とともに技術力を上げていくのがよいでしょう。
よく使う消耗品は安価なもので練習
絵の具などの消耗品は、練習用であれば安価なものをおすすめして、遠慮せずどんどん描ける状況をつくるとよいでしょう。まずは絵を描くことを生活の一部にして、継続することが大切です。
画材のメーカーをできるだけ統一する
絵の具や画溶液は、相性のいい同一メーカーのもので慣れていくのがよいでしょう。ベテランの方は、欲しい色味やタッチなどから複数のメーカーのものを使っていますが、それには技術が必要です。最初はメーカーを統一して、道具の扱いに煩わしさがないようにしておきたいところです。特に初心者の方には、セット商品をおすすめしましょう。
慣れてきたら高級品に買い換え
ある程度絵を描くことに慣れてきたら、初心者用に購入した安価な道具をよいものに切り替えていくのがよいでしょう。買い換えを検討する頃には、絵画はそのお客様にとって欠かせない趣味になっているはずです。お客様の状況に応じて、愛着を持っていただける最適な道具をおすすめしてください。
画材専門の卸業者アールクリアンでは、様々なお客様に合わせた画材を仕入れております。初心者のお客様にもわかりやすく丁寧にご説明・ご提案させていただきます。お気軽にお問い合わせください。
画材を卸業者から仕入れて販売するならアールクリアンへご相談ください
画材を卸業者から仕入れて販売するためには、絵画に関する専門的な知識がどうしても必要です。購入を検討しているお客様に対応するためにも、画材や絵画の種類について知っておいてください。
画材専門の卸業者アールクリアンでは、様々な絵画や描き手のレベルに対応した多彩な画材を扱っております。仕入れる品に迷った際は、お問い合わせいただければこちらから最適な商品をご提案します。画材の卸専門業者ならではの知識で対応しますので、まずはお気軽にご連絡ください。
画材の卸業者をお探しならアールクリアン
サイト名 | アールクリアン |
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代表者 | 米田 和男(ヨネダ カズオ) |
開業 | 平成24年7月1日 |
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業務内容 | 各種額縁企画製造卸、画材の卸売り(小売はいたしておりません) |
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