額縁の卸業者が解説!額縁の選び方と種類・オーダーメイドについて
絵画を飾るための額縁にも、実は多くの種類があります。卸業者のカタログを見て、あまりの多さに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、油彩額、水彩額、組み立て済仮縁、ミニフレームなど、額縁の種類と使い方を解説します。また、絵画にぴったりと合うオーダーメイドについてもご紹介。
お読みいただいて生じたさらなる疑問や短納期のご相談は、額縁の卸に自信があるアールクリアンにぜひお問い合わせください。
目次
【額縁の卸】額縁を選ぶポイントと種類について解説!
額縁を卸業者から仕入れようとカタログを開くと、油彩額や水彩額、組み立て済仮縁、ミニフレームなどといった言葉が踊り、何をどれだけ仕入れたらよいかわからなくなってしまうかもしれません。
こちらでは、額縁の選び方と種類を解説しますので、まずは基本的なラインナップを押さえておきましょう。額縁の選び方には様々な視点があります。卸業者に発注する前にご一読いただき、ターゲットとするお客様の需要を見極めてみてください。
【額縁の卸】飾る品物に合った額縁の選び方
額縁を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。
サイズで選ぶ
額縁には様々な種類がありますが、まずは作品がしっかりと収まらなくてはなりません。最初に見るべきは、作品が収まるサイズかどうかという点です。例えば小さな作品に対して、額縁だけが大きくては作品が映えませんので、ミニフレームがおすすめです。写真を飾る際にも、ミニフレームが活躍します。ミニフレームは装飾こそ控え目ですがカラーやサイズが豊富にあります。また、写真でも活躍するミニフレームは、絵を描かない方でも手に取ることがあるため、サイズやカラーが豊富だと喜ばれるでしょう。
また、特に注意したいのが、水彩画と油彩画では使用する額縁が異なるということです。大切なポイントなので、水彩額と油彩額については後述します。
作風で選ぶ
額縁と、中に飾る作品とのカラーの相性も大切なポイントです。例えば作品全体のカラーが暖色系に寄っている場合、額縁はゴールドや茶色が合います。寒色系に寄っているときは、シルバーや白、緑などを選べば相性がいい可能性が高いはず。額縁のカラーで、作品を見たときの印象は大きく変化するのです。
飾る場所で選ぶ
額縁に入れた絵画をどのような場所に飾るのか、というのも重要です。額縁は、絵を描く作家さんのためのものであると同時に、絵を飾るお客様のためのものでもあるのです。飾る場所が洋間か和室か、もしくは玄関や会社の会議室なのか。部屋の種類や周囲に配置されているインテリアの雰囲気に合わせて額縁を選べば、作品が部屋の中で浮いてしまうことなく馴染み、お客様に満足していただけるでしょう。
このように、額縁を選ぶ際は作品だけでなく環境も見る必要があります。だからこそ、装飾やカラーの種類が豊富に揃っていると、お客様に喜ばれるのです。迷ったら、卸業者におすすめをピックアップしてもらいましょう。アールクリアンでもおすすめをご提案後、短納期にてご用意します。
【額縁の卸】水彩額と油彩額はどう違うの?
額縁の種類は豊富ですが、どれでも選び放題というわけではなく、サイズによっては入れることができないものもあります。特に大きく異なるのが、水彩額と油彩額。それぞれについて下記でもう少し詳しく解説します。
水彩額
薄い作品を収めるのに使う額縁で、水彩画の他に写真や版画に使うこともあります。縁がシンプルで幅が細いデザインが基本。これは、油絵と比較して淡い色のものが多い水彩画に対して、あまりにも縁がゴテゴテしていると作品が負けてしまうことがあるためです。
水彩額は基本、マットを窓抜きして飾ります。サイズ展開や形が幅広く、マットを工夫すればジャストサイズでなくても工夫して使用できるでしょう。
油彩額
厚いキャンバスを収めることができる額。色のハッキリとした油絵が映えるよう、額縁が厚く装飾が施されているものもあるのが特徴です。
油彩額のサイズは号の規格で展開されています。ただし、水彩額のようにぴったりではないサイズのものを工夫して使用することが難しいので、規格外のサイズを特注することも少なくありません。
額縁の卸業者であるアールクリアンでは、特注サイズも幅広く取り揃えております。特注というと納期が心配かもしれませんが、額縁の卸業者アールクリアンは短納期で卸せるのが自慢。基本、6日以内にて卸します。短納期で特注の油彩額が欲しい場合は、ぜひお問い合わせください。
組み立て済仮縁
組み立て済仮縁は、厚みのある油絵に使います。組み立て済仮縁の特徴は前面がアクリルやガラスで覆われておらず、縁のみであるということ。組み立て式で、組み立て済仮縁という名称で取り扱っている場合は、その名のとおり組み立てたものが納品されますが、組み立て前のものを扱っている卸業者もあるので詳しくは問い合わせてみてください。組み立て済仮縁は、主に展覧会などで展示する際に使われます。
【額縁の卸】オーダーメイドフレームのご注文前に確認しておきたいこと
オーダーメイドフレームは、特殊な形状の作品をぴったりと収めることができます。ただし、卸業者にオーダーメイドフレームを発注する際は指示すべき項目がいくつかあるので注意しなければなりません。
こちらでは、卸業者にオーダーメイドフレームを発注する際に計測が必要な、額縁の各部名称について解説します。短納期のためにも、正しい知識でスムーズな発注をしてください。不明なことは卸業者に問い合わせて、発注の間違いを防ぎましょう。
【額縁の卸】フレームの名称を確認しよう
オーダーメイドフレームを発注する際は、サイズを指定することが必要です。こちらでは、重要な用語をご紹介します。
額幅
フレームを正面から見たときの、縁の幅です。水彩額は1~2cm、油彩額はこの部分に装飾が施されているものが多く、8~10cmになることもあります。
高さ
額縁の高さは、額縁そのものの厚さという意味です。装飾部分も含めた、額縁の外側の高さを計測します。入れられる作品の厚みではありませんのでご注意ください。
かかり
縁の一部が作品に引っかかるよう、少し飛び出している部分です。作品にかぶる部分ですので、かかりのサイズが大きいほど作品の端が隠れることになります。
しゃくり
額縁の深さです。かかりの部分から下の深さを計測。この深さが十分にないと、厚みのある作品は入れることができなくなってしまいます。
裏幅
額縁の裏側部分です。正面から見た額幅よりも、かかりなどの分小さくなります。
額縁外寸
額縁外寸は、正面からフレームを見たときの縦、横、高さそれぞれのサイズを計測したものです。
正面内寸
額縁を正面から見たときの、額幅を除いた作品が見えるエリアの縦横サイズです。
マット窓寸
水彩画や写真など、窓抜きしたマットから作品を見せるタイプのフレームでは、窓のサイズを決める必要があります。縦横を計測してください。
この他にも、オーダーメイドフレームに入れる作品の種類や額縁のデザインなどにより、計測が必要な部分が生じることもあります。詳しくは、オーダーメイドを依頼する卸業者に問い合わせてください。額縁の卸業者をお探しなら、アールクリアンにお任せいただければ丁寧に対応します。
【額縁の卸】額縁オーダーメイドのメリット
既製サイズも十分な展開があるにもかかわらず、あえて額縁をオーダーメイドすることには大きなメリットがあります。こちらでは、額縁をオーダーメイドするメリットについて見ていきましょう。
作品にぴったりと合わせることができる
ちょうどのサイズでなくても、工夫することで近いサイズの既製品を活用することができますが、作品の魅力を最大限に活かすのであれば、やはりジャストサイズの額縁をオーダーメイドするのがおすすめです。
また、作品の絶妙な色味などが既製品の額縁のカラーと合わないと感じた場合も、オーダーメイドであれば色を指定することができます。額縁は、作品の見栄えを左右する重要な要素です。
飾る場所にも合わせることができる
絵画を飾りたい場所が定まっている場合、部屋の雰囲気やインテリアに合わせた額縁を作ることもできます。作品の魅力を消さず、なおかつインテリアに合うような額縁は、既製品から見つけるのは難しいかもしれません。大切な作品を、好きな場所で長く楽しむためにも、オーダーメイドをご検討ください。
好みを反映させることができる
絵画が気に入っているのであれば、やはり額縁も気に入って納得しているものを選びたいところです。既製品に気に入ったデザインやカラーが見つからない場合も、オーダーメイドであれば細かく好みに合わせることができます。絵画は楽しむもの。額縁にもこだわることで、その楽しみがより増していくでしょう。
額縁一つで、作品の見え方が変わります。既製品の中にもバラエティに富んだ額縁がたくさんありますが、もっとこだわりたい場合は卸業者へのオーダーメイドをおすすめします。
額縁も作品の一部!額縁の卸業者をお探しならアールクリアンへ
額縁は、ただ作品を守るためにあるだけではなく、作品の魅力を引き出したり額縁そのものを楽しんだりするものです。絵画を収めて飾った瞬間から、作品の一部になるといっても過言ではありません。作家への敬意と作品への愛情を込めて、額縁は慎重に選んであげたいところです。
額縁の卸業者アールクリアンでは、既製品の額縁を多数取り揃えております。特注サイズにも対応でき、短納期にてお届けします。また、アールクリアンは額縁のOEMにも対応しております。オーダーメイドの額縁制作をお考えの方、既製品の額縁を購入したいとお考えの方はお気軽にお問い合わせください。
額縁の卸業者をお探しならアールクリアン
サイト名 | アールクリアン |
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代表者 | 米田 和男(ヨネダ カズオ) |
開業 | 平成24年7月1日 |
住所 | 〒546-0041 大阪府大阪市東住吉区桑津5丁目10-14 桑津ガレージハウスNorth |
電話 | 090-3722-7466 |
FAX | 078-330-8471 |
緊急FAX | 06-7492-6629 |
URL | http://artclient.jp/ |
業務内容 | 各種額縁企画製造卸、画材の卸売り(小売はいたしておりません) |
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営業地域 | 全国 |